羽後岐街道千年クロベ…
【日 程】2011年6月26日(日) 【天 候】雨
【山 域】宮城・栗駒山山域・羽後岐街道
【行 程】8:50湯浜駐車場~9:10行者道~白桧沢~相ノ沢~湯浜分岐~11:40千年クロベ12:00~小桧沢~大地沢~13:20大地森分岐~ブナの森~世界谷地第2湿原~14:10世界谷地第1湿原14:35~14:45世界谷地駐車場~
【メンバー】じゅんさん/村上さん/三浦さん/武田さん/北沢さん/高橋さん/小野寺さん/morinoさん/トムさん/マロ7/おっ家内・計11名
4月、5月の関山古道と小山田新道巡りに引き続き古道歩きです。
この古道、江戸時代以前は「仙北街道栗駒越え」と呼ばれており、平安の昔から栗駒山麓の峠越えとして羽後岐(ウゴキ)街道として千年の昔から伝わるそうであります。
栗駒越えの歴史は古く、前9年の役の源義家の栗駒越え横手清原氏の1万5千騎の栗駒越えがあるそうだ。1893年の平鹿と和賀間の平和街道開通までは太平洋側と日本海側の物流の幹線街道と冬期間も背負子(強力)達が利用していたとか…と。
今回は、「千年クロベ」、「世界谷地湿原のニッコウキスゲ」、「温湯」で湯に浸かるという3点セットに飛び付いたのは言うまでもありません。
まずは高速を利用して、しらかし台から築館まで1500円ですが、被災者なもんで複雑な心境でしたが、制度に甘えてしまいました。
世界谷地駐車場に集結、デポ車を置いて一路温湯に向かいますがここまで62㎞の道のりです。さあ、雨の中で温湯温泉駐車場からの出発です。最初から雨合羽を着る山歩きは初めてですどー(^^)/~~~
母沢にかかるコンクリートの橋を渡りますと、おお、露天風呂がありましたよ。
駐車場から10分歩くと三浦旅館に到着です。ここはマタギが発見したという湯浜温泉は、ランプの宿として有名な秘湯でしたが、岩手宮城北部地震で崩壊…そうしたら、声をかけるお方が、一昨年に神室連峰を周回したときの方でした。マロ7を忘れないでくれてありがとうです。
湯浜コースに入り一登りすると笹原にお堂がありました。このお堂は大地森御前(変速十字路)にありました役業者の石塔象を移して納めたお堂だそうです。お堂の中が見えれば三陸の方々の名前が見えるらしいとのことですが、門戸は密閉でした。
お堂を過ぎると急な登りになりやがて緩い坂となります。途中、小さな山神様を通り過ぎ白桧沢を渡り登ります。
歩き始めてからずっと沢を渡りブナの森です。
今は濃い緑ですが秋には見事な色付きとなるでしょう。
出発してから1時間で湯浜分岐に到着です。左の道は栗駒山頂へ向かう、いつかは辿りたい湯浜コースです。今回は、右手の世界谷地コースを辿ります。
その前に、トムさんがオリミキを見つけましたよ。早速、秋でもないのにキノコハンターになってしまいました。満足満足(^_^)。
雨で靄のかかるブナ林はこれまた今までにない光景が続きます。もう、この辺りからはタケノコハンターにもなってしまいます。ギンリョウソウが沢山ありました。
2時間ばかりで羽後岐街道を右折して外れます。これから目的の千年クロベへのルートを辿ります。白桧沢には平成元年に造られた立派な小桧沢橋が架かっていました。
あらら、1台の軽トラックが駐車??タケノコ採りかと思いましたが、ジュンさんの説明では3年前の岩手宮城内陸地震で林道が崩壊したころから戻れない軽トラだそうです。
そうです。ここはもう林道なのです。藪が茂っていますが、まだまだ林道の面影があります。そして、クロベが目立ってきました。「千年クロベ」はもうすぐです。
赤布の目印を左に入り100mも進まないうちに、森の大王様のお出迎えです。
森の大王様は「この雨の中、ようこそお出でくださったと…」
昼食を取ってから計測をしてみましたよ。スケールを取り出して何と、9.7mでした。
位置によっては違うのでしょうが、同行した小野寺さんは日本一のクロベは枝が何本かありますので、正真正銘にこれが日本一、いやクロベは日本にしかないので世界一だとのことであります。
そして、千年クロベの看板を取り付けてみんなでニッコリポーズ…。樹齢は1300年を越えている黒檜、幹の回りは9mを越えており日本最大級です。2~3mのところで枝分かれしており空洞化した木肌には落雷痕跡が見られます。そうすると、千年クロベは西暦869年の貞観地震も体験していたのかと…生き証木ですね。
我が家の大王様もハイ、大王ポーズでね
栗駒山麓の古道は広大で雰囲気のいいブナ林が続きます。
これは、空洞から上を撮影してみましたよ。
これより、大地森コースの変速十字路に向かいます。沢を何回と渡りました。
沢を8回渡ると8歳若返るそうですが…帰りは戻らないので間違いなく若返るどー。水量の少ない沢ですが年中枯れることはなさそうです。
変速十字路にはテーブルが置いてありました。コーヒータイムといきたいところですが…雨なもんで(;_;)
世界谷地に着きました。目当てのニッコウキスゲは真っ盛り、宮城にこんな群落があったとは、あらためて感動です。南正面には、昨年4月の残雪期に登った揚石山が見えます。
残念ながら栗駒山は見えませんでしたが、ニッコウキスゲ群落で満足です。
木道の隙間から伺っているキスゲちゃんもありました。
老若の中間男女でハイ、ポーズ
世界谷地駐車場に到着です。
御神酒一升袋に入ったタケノコは、パンパンになりましたど。
デポ車に乗って湯浜向かいます。そして温湯(500円)に浸かりました。新調されたばかりですし、湯は熱いし、お奨めですよ。
インターの出口は100台並んでの30分待ち、ETC利用車は数台だった…どうして高速が拘束(?_?)になったのと自問自答、ETCカードに被災者を入力できなかったのかと…。
栗駒のタケノコは最高です。焼いて、グー(^_^;)そしてワラビとミズもいただき~
大檜の千年クロベ、世界谷地湿原のニッコウキスゲ群落、いで湯の温湯で湯に浸かるという3点セットは申し分のないお味でございました。
そして、古川の皆さんまた、お会いしましょうネ。有り難うございました。
【山 域】宮城・栗駒山山域・羽後岐街道
【行 程】8:50湯浜駐車場~9:10行者道~白桧沢~相ノ沢~湯浜分岐~11:40千年クロベ12:00~小桧沢~大地沢~13:20大地森分岐~ブナの森~世界谷地第2湿原~14:10世界谷地第1湿原14:35~14:45世界谷地駐車場~
【メンバー】じゅんさん/村上さん/三浦さん/武田さん/北沢さん/高橋さん/小野寺さん/morinoさん/トムさん/マロ7/おっ家内・計11名
4月、5月の関山古道と小山田新道巡りに引き続き古道歩きです。
この古道、江戸時代以前は「仙北街道栗駒越え」と呼ばれており、平安の昔から栗駒山麓の峠越えとして羽後岐(ウゴキ)街道として千年の昔から伝わるそうであります。
栗駒越えの歴史は古く、前9年の役の源義家の栗駒越え横手清原氏の1万5千騎の栗駒越えがあるそうだ。1893年の平鹿と和賀間の平和街道開通までは太平洋側と日本海側の物流の幹線街道と冬期間も背負子(強力)達が利用していたとか…と。
今回は、「千年クロベ」、「世界谷地湿原のニッコウキスゲ」、「温湯」で湯に浸かるという3点セットに飛び付いたのは言うまでもありません。
まずは高速を利用して、しらかし台から築館まで1500円ですが、被災者なもんで複雑な心境でしたが、制度に甘えてしまいました。
世界谷地駐車場に集結、デポ車を置いて一路温湯に向かいますがここまで62㎞の道のりです。さあ、雨の中で温湯温泉駐車場からの出発です。最初から雨合羽を着る山歩きは初めてですどー(^^)/~~~
母沢にかかるコンクリートの橋を渡りますと、おお、露天風呂がありましたよ。
駐車場から10分歩くと三浦旅館に到着です。ここはマタギが発見したという湯浜温泉は、ランプの宿として有名な秘湯でしたが、岩手宮城北部地震で崩壊…そうしたら、声をかけるお方が、一昨年に神室連峰を周回したときの方でした。マロ7を忘れないでくれてありがとうです。
湯浜コースに入り一登りすると笹原にお堂がありました。このお堂は大地森御前(変速十字路)にありました役業者の石塔象を移して納めたお堂だそうです。お堂の中が見えれば三陸の方々の名前が見えるらしいとのことですが、門戸は密閉でした。
お堂を過ぎると急な登りになりやがて緩い坂となります。途中、小さな山神様を通り過ぎ白桧沢を渡り登ります。
歩き始めてからずっと沢を渡りブナの森です。
今は濃い緑ですが秋には見事な色付きとなるでしょう。
出発してから1時間で湯浜分岐に到着です。左の道は栗駒山頂へ向かう、いつかは辿りたい湯浜コースです。今回は、右手の世界谷地コースを辿ります。
その前に、トムさんがオリミキを見つけましたよ。早速、秋でもないのにキノコハンターになってしまいました。満足満足(^_^)。
雨で靄のかかるブナ林はこれまた今までにない光景が続きます。もう、この辺りからはタケノコハンターにもなってしまいます。ギンリョウソウが沢山ありました。
2時間ばかりで羽後岐街道を右折して外れます。これから目的の千年クロベへのルートを辿ります。白桧沢には平成元年に造られた立派な小桧沢橋が架かっていました。
あらら、1台の軽トラックが駐車??タケノコ採りかと思いましたが、ジュンさんの説明では3年前の岩手宮城内陸地震で林道が崩壊したころから戻れない軽トラだそうです。
そうです。ここはもう林道なのです。藪が茂っていますが、まだまだ林道の面影があります。そして、クロベが目立ってきました。「千年クロベ」はもうすぐです。
赤布の目印を左に入り100mも進まないうちに、森の大王様のお出迎えです。
森の大王様は「この雨の中、ようこそお出でくださったと…」
昼食を取ってから計測をしてみましたよ。スケールを取り出して何と、9.7mでした。
位置によっては違うのでしょうが、同行した小野寺さんは日本一のクロベは枝が何本かありますので、正真正銘にこれが日本一、いやクロベは日本にしかないので世界一だとのことであります。
そして、千年クロベの看板を取り付けてみんなでニッコリポーズ…。樹齢は1300年を越えている黒檜、幹の回りは9mを越えており日本最大級です。2~3mのところで枝分かれしており空洞化した木肌には落雷痕跡が見られます。そうすると、千年クロベは西暦869年の貞観地震も体験していたのかと…生き証木ですね。
我が家の大王様もハイ、大王ポーズでね
栗駒山麓の古道は広大で雰囲気のいいブナ林が続きます。
これは、空洞から上を撮影してみましたよ。
これより、大地森コースの変速十字路に向かいます。沢を何回と渡りました。
沢を8回渡ると8歳若返るそうですが…帰りは戻らないので間違いなく若返るどー。水量の少ない沢ですが年中枯れることはなさそうです。
変速十字路にはテーブルが置いてありました。コーヒータイムといきたいところですが…雨なもんで(;_;)
世界谷地に着きました。目当てのニッコウキスゲは真っ盛り、宮城にこんな群落があったとは、あらためて感動です。南正面には、昨年4月の残雪期に登った揚石山が見えます。
残念ながら栗駒山は見えませんでしたが、ニッコウキスゲ群落で満足です。
木道の隙間から伺っているキスゲちゃんもありました。
老若の中間男女でハイ、ポーズ
世界谷地駐車場に到着です。
御神酒一升袋に入ったタケノコは、パンパンになりましたど。
デポ車に乗って湯浜向かいます。そして温湯(500円)に浸かりました。新調されたばかりですし、湯は熱いし、お奨めですよ。
インターの出口は100台並んでの30分待ち、ETC利用車は数台だった…どうして高速が拘束(?_?)になったのと自問自答、ETCカードに被災者を入力できなかったのかと…。
栗駒のタケノコは最高です。焼いて、グー(^_^;)そしてワラビとミズもいただき~
大檜の千年クロベ、世界谷地湿原のニッコウキスゲ群落、いで湯の温湯で湯に浸かるという3点セットは申し分のないお味でございました。
そして、古川の皆さんまた、お会いしましょうネ。有り難うございました。
by maro4070
| 2011-06-27 18:37
| 宮城県北のお山
ようこそお出でいただきました。あっちこっちのネタですが辛抱してみてくださいませ。(^O^)
by maro4070
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