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「第16回二井宿峠古道ハイク」-歴史と自然の道を辿る-

【日  程】2014年5月11日(日)     【天 候】快晴
【行  程】 二井宿地区公民館~恩碑~古道~松陰の森~高梨利右衛門刑場跡~一の坂~二の坂~大滝
(二井宿地区公民館で山菜おこわ、山菜汁、山菜料理等の昼食会特製手作りタンポポコ-ヒ-にてと懇親会)
【メンバー】 マロ7、おっ家内  計50名
二井宿峠は山形県では最も古い峠です。高畠町にある5500年前の押し出し遺跡や多くの飛鳥時代の遺物等の出土から、文化交流路としての二井宿峠の存在が伺えます。
そこには全国へと繋がる歴史が凝縮していますね
萌黄色の新緑を浴びて、仙王岳から流れる大滝目指て古道歩きに参加しました。
二井宿の皆さんは、ゲンジ蛍とカジカ蛙愛護会を主催しています。この活力も、第16回を迎える二井宿峠古道ハイクにつながっています。
前夜祭の余韻を引きずりながら、歴史を垣間見ての古道歩きと…おっ家内は山菜づくしのお料理も魅力です。
協力:二井宿地区公民館、二井宿地区愛林公益会、四部落会
後援:三宿地域連携協議会 羽州街道交流会 みやぎ街道交流会 福島県街道交流会 とうほく街道会議
 高畠町観光協会 高畠町教育委員会 高畠町
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二井宿とは「新宿」の読み替えで、「上宿」と「下宿」二つの地区からなります。
北にある大社神社近辺や西にある安久津が旧い宿場町だったのに対し、新しくできた宿場町だから「新宿」と呼ばれるようになったそうですが、寛政5年(1793年)に「二井宿」と改めています。
その理由は定かでないが、一説によると大火をきっかけに防火のため、上宿と下宿の間に井戸が掘られたので「二井宿」と綴られるようになったとか。
 二井宿はかつての宿場町で、米沢を発し二井宿峠を越え、福島に至る道は「二井宿街道」「仙台街道」「七ヶ宿街道」等と呼ばれた。戦国時代になると沿線に宿場町が作られていった。二井宿の集落自体は以前から存在していたようだが、宿場として発達したのはその頃のようです。
 二井宿を横切る旧道は、ご覧のとおりの路地である。往年の建物はほとんど残っていないはずなのだが、家並みや垣根の造作に宿場町の雰囲気が漂う。
 昭和40年代初め頃までは糠野目(ぬかのめ・現在のJR奥羽本線高畠駅があるあたり)から集落の入り口まで鉄道が通じており、柏木峠にあった二重坂鉱山から採掘された鉱石や、山から伐りだした材木を運ぶのに活躍していたが、時代の流れか、昭和49年(1974年)には全線が廃止されている。

旧旅籠加登屋
 「加登屋」の屋号を掲げた建物を発見。こちらはかつての旅籠で、砥石問屋を兼ねていたそうだ。
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夏の大滝川はホタルが乱舞するという。
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集落の外れにさしかかると橋が現れ、大滝川を渡る。
大正橋である。私らにとっては季節はずれのサクラが目映い。
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昔は庄屋だったという豪邸だそうだ。
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島津実行委員長が道ばたのニリンソウをつかんだ。
食用にもなるそうだが、どうやら一つかみの中に猛毒のトリカブトがあるらしい。
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どちらが、トリカブトだろうか…(>_<)
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二井宿峠古道ハイクのルートには、明治維新の150年前に吉田松陰が歩き、見ていった風景があるのです。
松陰は(嘉永五年参月廿五日)の東北遊日記には、宮城、山形の県境を成す山をみて、奥羽の分水嶺であることを記しています。
。嶺以南水皆入阿不熊川。以北皆入最上川。即注酒田港者。
読み下せば、嶺以南の水、皆、阿不熊川に入り、以北は皆、最上川に入る、即ち、酒田港に注ぐものなり。
松陰はいつも「飛耳長目」という情報メモ録をしていたそうです。
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はじめて見た、シロキツネノサカズキモドキ 盃を軽くたたくと胞子がでてくるそうですよ。
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藩政の悪政を訴え、断罪された高梨利右衛門の碑と吉田松陰の説明
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詳しい説明です。
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サクラ回廊を通り。
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萌の芽吹きを堪能し。
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険しい山道を通り。
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目的地の、大滝に到着です。島津実行委員長は、ノンザイルで登ったって(^^;)
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参加の皆さん、和気あいあいに大滝川を戻りました。
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昼食会は豪勢な山菜料理ですよ。
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メニューです。
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タンポポコーヒーにて、今日を「振り返り」(^o^)
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サプライズで、「南極物語り」をお話の井〇さん。(^_^)
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とても楽しい萌の二井宿を堪能いたしました。
企画、実行していただきました二井宿の皆さんに感謝、感激です。
有り難うございました。
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by maro4070 | 2014-05-14 06:52 | 歴史・街道を行く


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by maro4070

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