沢渡黒伏の秘峰・いぶし銀の山だった
【日 程】2012年11月4日(日) 【天 候】曇ガス風
【山 域】船形山・黒伏山塊(沢渡黒伏1235・白森1263・黒伏山1226.7m>
【行 程】8:10沢渡黒伏登山口→8:28黒伏山神社→9:10~9:28龍王洞→10:48~11:10沢渡黒伏~1211ピーク手前→鞍部→13:30白森→14:25黒伏山→ジャングルジャングルと遅沢の分岐三叉路15:25~→15:45沢渡黒伏登山口
【メンバー】ナマステ隊長・深嬢副隊長・マロ7隊員 計3名
【色々】ずっと前から気になっていた山、いつかは登ろうと決め込んでいたのに滑落した記事があったりでなかなか腰が上がらなかった。
予定では「南蔵王の幻の滝」でしたがこのところの降雪で計画は来年へ、代替として沢渡黒伏へ行くことになりました。
深嬢副隊長手作りの、コウタケおにぎりを美味しくいただきます。
当初は、経験者が同行だったのですが、なぜか虎視眈々と狙っていました3名だけのの登山となりました。
沢渡黒伏は、船形連峰の西端部にある東根市の山、地形図に山名の記載がなく、東隣の黒伏山の方が岩山として有名ですが、地元で黒伏と言えば沢渡黒伏が本家なのです。
古きから修験道の聖地、多くの修験者や参拝者が集い賑わっていたようで、山の麓を流れる白水川は米の研ぎ汁でいつも濁っていたので『白水』と名前が付けられたとか。
赤い鳥居の前でこれからの無事を願って拝礼、杉の大木が並ぶ参道を10分ほど進むと黒伏山神社に到着します。
沢渡黒伏の登山口は、東根市の遅沢林道を5km進んだ所、仙台から関山峠を越えた東根市関山交差点を右折して県道尾花沢関山線に入ります。白水ダムに向って進んだダム手前の集落から遅沢林道に入ります。遅沢林道の入り口には、ナゼか『遠尊沢林道』と表示されています。
2008年5月に滑落で2名死亡する事故があったたためか、東根山岳会の注意事項が書いてある。
黒伏山神社はでも安全祈願をしました。 神社の左手から道が続いていますが、心細い踏み跡に変ります。
小さな沢を越えると岩の堆積した涸れ沢の中を登る道となり、赤ペンキの目印を追って登って行きます。 右手に水音が聞えるので登山道に沿って沢があるようです。
私には珍しい天然シイタケが採れました。
涸れ沢の岩場を過ぎると次第に斜面の傾斜が急になり、修験者の道らしくなってきます。
クサリが出て斜面が急になります。登るというより這うような感じです。
片手でクサリを、別な手で木の幹や根をつかみながら体を確保して登って行きます。 いろんな修験道を登りましたがここは半端ではないですね・・・。(^^;)
クサリに導かれ登って行くとクサリは岩の割れ目に、岩のテラスに立つと割れ目の上に丸い輪に剣の形をした鉄製の蝋燭立てがありました。これが龍王洞の入り口!
ナマステ隊長が先行します。
続いて・深嬢副隊長が進入…。
標準体重以上のマロ7は入れるか…。(>_<)
ヘッドライトを装着して進入、入り口を通れば中は一人が楽に歩けるくらいの巾があり、真っ暗な洞窟内部を慎重に下って行きます。
蝙蝠には数匹と出会えました。寒くて動けないそうですよ。
奥の院です。
1人で入るには心細い洞窟かな。入り口の光りが見えた時はホッとしました。
私は霊感がありませんが、やはり異様な雰囲気のする洞窟です。
龍王洞を出て登りは、赤い矢印は崖の岩場を左に回り込みますがここからは鎖もロープもありません。
足は滑るし北側となる傾斜は慎重に進みます。
両脇の木や岩など手がかりに出来るものは何でも掴んで登ります。
晴れてれば見事な風景を眺めることができるのでしょう。
振り向いてもガス山、展望がないから高度感を感じないのでその分は余裕かもしれません。
何で龍王洞前のクサリ場より難度の高い斜面にクサリもロープもないのか。龍王洞から上部は参拝者が踏み入る場所ではなかったのか。 山頂を踏む登山者の道なのでクサリも付けないのではないでしょうか。
修験道の聖域だから昔は踏み込み禁止の場所だったのかもしれませんネ。
一旦くだり左に曲がり直登すると尾根にでます。
周囲がブナ林から潅木に変り崩れた岩の広場に出ました。何の花でしょうか。(^o^)
そしてコケと紅葉のコラボ。(^_^)
そして沢渡黒伏の山頂へ…(~o~)サムイ
軍手はびしょ濡れで、手がかじかんで「カニ手」状態。
本来ならば目の前に白森が迫り奥に船形連峰の峰々が重なるという光景はガスだけです。 。
まずは濡れて冷え切った体を休めようと窪地で簡単な食事。
これから白森への藪コギですが尾根らしきものから足を踏み入れますが潅木帯は思ったより手強そうです。沢渡黒伏から白森に至るという標柱があり、踏み跡ぐらいはあるの…。
(これは大間違い、踏み跡は少しで殆どがひどい藪です。)
白森に向かうとやぶがひどい。後ろを見ると沢渡黒伏がとんがって見える。
踏み跡もほとんどなく、ずっとひどいやぶ漕ぎです。
もうそろそろ左折かなと思ってたら、隊長からストップの指示、どうやら行き過ぎたみたい。あとで軌跡図をみたらやはりオーバーランでした。(>_<)
戻ったらかすかに踏み跡が白森方面にあるのでこれを辿り下るも数十mで見失う。
ここからはGPSと睨めっこで鞍部から尾根に辿り一安心ですが密生した潅木と笹やぶで時間がかかる。
標高からみて白森山頂のすぐ下で登山道に出た。(^^)/~~~
この感激こそが藪漕ぎの醍醐味かもしれない。
白森で…。
下りは、しっかりした登山道で藪山からみたら一級国道みたい。
キノコを採りながら…ナメコがありましたよ。!(^^)!
黒伏山にて。
1185標高点、ここの景観は最高なんですが。
遅沢林道まではトラロープに頼っての急な下りで、滑るぅ~。
なだらかになると、まもなくジャングルジャングルスキー場と遅沢林道の分岐に着く。
ここからは、100mで林道に出て、林道を1.2Kmで登山口に戻りました。
沢渡黒伏までの道は、登山道はあるものの登山口注意事項に記載のとおり、ここは経験者向きですね。
沢渡黒伏から白森へは、踏み跡もなく目的がないなら行かない方が賢明でしょう。
遅沢林道は路面状況が良いので普通車で大丈夫だと思ったら、雨水溝がいたる所にあって段差がしてあるので越えるのに気を使います。
5kmほど進んだ三叉路を左折すると右手に赤い鳥居がありますが、かなり悪路でタラクターならば通行できるような状態ですから手前のカーブの膨らみに駐車場(2~3台可)がありますのでここからのぼりましょう。
初ナメコ、美味しくいただきました。(^^)/
軌跡です。(後で説明を加えますネ)
【山 域】船形山・黒伏山塊(沢渡黒伏1235・白森1263・黒伏山1226.7m>
【行 程】8:10沢渡黒伏登山口→8:28黒伏山神社→9:10~9:28龍王洞→10:48~11:10沢渡黒伏~1211ピーク手前→鞍部→13:30白森→14:25黒伏山→ジャングルジャングルと遅沢の分岐三叉路15:25~→15:45沢渡黒伏登山口
【メンバー】ナマステ隊長・深嬢副隊長・マロ7隊員 計3名
【色々】ずっと前から気になっていた山、いつかは登ろうと決め込んでいたのに滑落した記事があったりでなかなか腰が上がらなかった。
予定では「南蔵王の幻の滝」でしたがこのところの降雪で計画は来年へ、代替として沢渡黒伏へ行くことになりました。
深嬢副隊長手作りの、コウタケおにぎりを美味しくいただきます。
当初は、経験者が同行だったのですが、なぜか虎視眈々と狙っていました3名だけのの登山となりました。
沢渡黒伏は、船形連峰の西端部にある東根市の山、地形図に山名の記載がなく、東隣の黒伏山の方が岩山として有名ですが、地元で黒伏と言えば沢渡黒伏が本家なのです。
古きから修験道の聖地、多くの修験者や参拝者が集い賑わっていたようで、山の麓を流れる白水川は米の研ぎ汁でいつも濁っていたので『白水』と名前が付けられたとか。
赤い鳥居の前でこれからの無事を願って拝礼、杉の大木が並ぶ参道を10分ほど進むと黒伏山神社に到着します。
沢渡黒伏の登山口は、東根市の遅沢林道を5km進んだ所、仙台から関山峠を越えた東根市関山交差点を右折して県道尾花沢関山線に入ります。白水ダムに向って進んだダム手前の集落から遅沢林道に入ります。遅沢林道の入り口には、ナゼか『遠尊沢林道』と表示されています。
2008年5月に滑落で2名死亡する事故があったたためか、東根山岳会の注意事項が書いてある。
黒伏山神社はでも安全祈願をしました。 神社の左手から道が続いていますが、心細い踏み跡に変ります。
小さな沢を越えると岩の堆積した涸れ沢の中を登る道となり、赤ペンキの目印を追って登って行きます。 右手に水音が聞えるので登山道に沿って沢があるようです。
私には珍しい天然シイタケが採れました。
涸れ沢の岩場を過ぎると次第に斜面の傾斜が急になり、修験者の道らしくなってきます。
クサリが出て斜面が急になります。登るというより這うような感じです。
片手でクサリを、別な手で木の幹や根をつかみながら体を確保して登って行きます。 いろんな修験道を登りましたがここは半端ではないですね・・・。(^^;)
クサリに導かれ登って行くとクサリは岩の割れ目に、岩のテラスに立つと割れ目の上に丸い輪に剣の形をした鉄製の蝋燭立てがありました。これが龍王洞の入り口!
ナマステ隊長が先行します。
続いて・深嬢副隊長が進入…。
標準体重以上のマロ7は入れるか…。(>_<)
ヘッドライトを装着して進入、入り口を通れば中は一人が楽に歩けるくらいの巾があり、真っ暗な洞窟内部を慎重に下って行きます。
蝙蝠には数匹と出会えました。寒くて動けないそうですよ。
奥の院です。
1人で入るには心細い洞窟かな。入り口の光りが見えた時はホッとしました。
私は霊感がありませんが、やはり異様な雰囲気のする洞窟です。
龍王洞を出て登りは、赤い矢印は崖の岩場を左に回り込みますがここからは鎖もロープもありません。
足は滑るし北側となる傾斜は慎重に進みます。
両脇の木や岩など手がかりに出来るものは何でも掴んで登ります。
晴れてれば見事な風景を眺めることができるのでしょう。
振り向いてもガス山、展望がないから高度感を感じないのでその分は余裕かもしれません。
何で龍王洞前のクサリ場より難度の高い斜面にクサリもロープもないのか。龍王洞から上部は参拝者が踏み入る場所ではなかったのか。 山頂を踏む登山者の道なのでクサリも付けないのではないでしょうか。
修験道の聖域だから昔は踏み込み禁止の場所だったのかもしれませんネ。
一旦くだり左に曲がり直登すると尾根にでます。
周囲がブナ林から潅木に変り崩れた岩の広場に出ました。何の花でしょうか。(^o^)
そしてコケと紅葉のコラボ。(^_^)
そして沢渡黒伏の山頂へ…(~o~)サムイ
軍手はびしょ濡れで、手がかじかんで「カニ手」状態。
本来ならば目の前に白森が迫り奥に船形連峰の峰々が重なるという光景はガスだけです。 。
まずは濡れて冷え切った体を休めようと窪地で簡単な食事。
これから白森への藪コギですが尾根らしきものから足を踏み入れますが潅木帯は思ったより手強そうです。沢渡黒伏から白森に至るという標柱があり、踏み跡ぐらいはあるの…。
(これは大間違い、踏み跡は少しで殆どがひどい藪です。)
白森に向かうとやぶがひどい。後ろを見ると沢渡黒伏がとんがって見える。
踏み跡もほとんどなく、ずっとひどいやぶ漕ぎです。
もうそろそろ左折かなと思ってたら、隊長からストップの指示、どうやら行き過ぎたみたい。あとで軌跡図をみたらやはりオーバーランでした。(>_<)
戻ったらかすかに踏み跡が白森方面にあるのでこれを辿り下るも数十mで見失う。
ここからはGPSと睨めっこで鞍部から尾根に辿り一安心ですが密生した潅木と笹やぶで時間がかかる。
標高からみて白森山頂のすぐ下で登山道に出た。(^^)/~~~
この感激こそが藪漕ぎの醍醐味かもしれない。
白森で…。
下りは、しっかりした登山道で藪山からみたら一級国道みたい。
キノコを採りながら…ナメコがありましたよ。!(^^)!
黒伏山にて。
1185標高点、ここの景観は最高なんですが。
遅沢林道まではトラロープに頼っての急な下りで、滑るぅ~。
なだらかになると、まもなくジャングルジャングルスキー場と遅沢林道の分岐に着く。
ここからは、100mで林道に出て、林道を1.2Kmで登山口に戻りました。
沢渡黒伏までの道は、登山道はあるものの登山口注意事項に記載のとおり、ここは経験者向きですね。
沢渡黒伏から白森へは、踏み跡もなく目的がないなら行かない方が賢明でしょう。
遅沢林道は路面状況が良いので普通車で大丈夫だと思ったら、雨水溝がいたる所にあって段差がしてあるので越えるのに気を使います。
5kmほど進んだ三叉路を左折すると右手に赤い鳥居がありますが、かなり悪路でタラクターならば通行できるような状態ですから手前のカーブの膨らみに駐車場(2~3台可)がありますのでここからのぼりましょう。
初ナメコ、美味しくいただきました。(^^)/
軌跡です。(後で説明を加えますネ)
by maro4070
| 2012-11-05 07:35
| 山形のお山
ようこそお出でいただきました。あっちこっちのネタですが辛抱してみてくださいませ。(^O^)
by maro4070
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